トップ
TOP

トップ 武蔵学園について 学園の樹木について 樹木図鑑スギ (ヒノキ科)

スギ (ヒノキ科)

 青森県から鹿児島県屋久島まで分布するが、近年は自生のものは少なく植林(図1)や並木(図2)などに植えられたものがほとんどとなっている。
 構内では、大学1号館と正門の近くに台杉という特殊な樹形に仕立てられたスギが多く植えられているが(図3)、自然の樹形に育っているものは大学3号館の中庭と大講堂の裏手にある。
 台杉仕立ては、垂木や床柱などにするために1本の苗木からあまり太くない木材を何本も得る方法として京都の北山で室町時代に考え出されたといわれるが、近年は木材の需要の変化もあって観賞用の庭園樹とされることが多い。
 スギといえば花粉症を連想する人も多いようだが、幸いなことに構内の株はどれも今のところ雄花(図4)を多くつけず、あまり花粉を飛ばさないようである。
 漢字の「杉」でスギを表すのは日本だけで、中国ではこの字でスギとは別属のコウヨウザン(広葉杉、図5)を指す。コウヨウザンは江戸時代に中国から渡来して寺院などに植えられている。スギの中国名は「柳杉」または「日本柳杉」である。和名「スギ」の語源については「まっすぐに伸びる木」の意味というほか諸説がある。かつてはスギ科を立ててその一員とされたが、DNAに着目した最近の分類ではヒノキ科とされる。

図1 スギ

図1 植林。1993/12/18、北茨城花園神社入口

図2 スギ

図2 並木。1994/10/25、日光市下今市

図3 スギ

図3 台杉仕立て。2012/09/24、武蔵学園

図4 スギ2

図4 雄花。1996/12/19、山梨県道志村

図5 スギ

図5 雄花をつけたコウヨウザン。2011/03/23、小石川植物園
※無断転載不可
to-top