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サンゴジュ (ガマズミ科)

 ガマズミ属の一員で、長くスイカズラ科に入れられていたが分子系統解析の結果、同じスイカズラ科のニワトコ属とガマズミ属にレンプクソウ科のレンプクソウ属を加えた3属で独立の科を構成することになり、科名はレンプクソウ科とされたが2017年から命名規約によりガマズミ科とされた。

 ガマズミ属のうち野山で出会うことの多いものにはガマズミ、ヤブデマリ、オオカメノキなど落葉する低木ないし小高木が多いが、サンゴジュは高さ20mにもなる常緑高木である。関東南部から琉球までと済州島、台湾、フィリピンに分布し、生垣や防風林に用いられるほか防火樹ともされる。これと同種で変種として区別されるものが中国からインド東部に分布し、その中国名の一つに珊瑚樹がある。和名はこれを輸入したのではなく、赤い実をつけた姿(図1,図2)から同じ発想が当然のごとく生まれたのであろう。

 花は白色ないし淡紫色で枝先から出る花序に多数が集まってつき、わずかに匂いがあるが観賞価値は乏しく(図3)、むしろ光沢のある若葉の方が美しい(図4)。ただし、サンゴジュハムシによる食害が造園上の問題となっている。構内では、南門の付近から東側の垣根に沿って植えられていたサンゴジュに虫害がひどかったが数年前に全て撤去された。野球のグランドと全天候テニスコートの間の高垣のサンゴジュは健全のようである。

サンゴジュ 果時

図1 果時。1988/08/08、千葉県八街市

サンゴジュ 果序

図2 果序。1989/09/14、練馬区石神井町

サンゴジュ 花序

図3 花序。1973/06/14、文京区本郷

サンゴジュ 若葉

図4 若葉。2019/05/10、武蔵学園
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