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トップ 武蔵学園について 学園の樹木について 樹木図鑑モミ (マツ科)

モミ (マツ科)

 構内で最も高い木の一つなのに、目立たない場所にある上にすぐそばにイチョウとムクノキの大木があったりしてこのモミに気付かない人も多いかもしれない。幹がまっすぐに立ち、主な枝は水平よりもやや上向きに張り出し、全体としてクリスマスツリーのように円錐形になるのがモミ属の標準的な樹形だが(図1)、この木では幹が少し曲がりくねっていて、これまでの生育環境があまり好ましくなかったことを物語っている(図2)。大気汚染に弱い樹種といわれ、樹形の乱れは主としてそのためであろうかと思われる。
 モミ属は日本にトドマツやシラビソなど5種が自生し、世界にはヨーロッパモミやアメリカオオモミなど約40種がある。球果(マツならば松傘と呼ばれるもの)が円柱状の楕円形で直立するのはモミ属の特徴で、モミの球果は同属の中では色が薄い(図3)(図4)。この属の葉は先端がくぼむ傾向があるが、モミでは二又に分かれる(図5)

図1 モミ

図1 標準的な樹形。2002/08/04、京都府立植物園

図2 モミ

図2 正門脇の曲がった幹。2013/05/21、武蔵学園

図3 モミ

図3 オオシラビソ(モミ属の1種)の球果。1989/09/30、岩手県早池峰山

図4 モミ

図4 球果をつけたモミ。2014/09/22、武蔵学園

図5 モミ

図5 モミの落ち葉。2018/05/09、武蔵学園
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