省エネルギーへの取組み

持続可能な未来を実現する学園を目指して

持続可能な地球環境を実現するため、私たち武蔵学園は構成員一人ひとりの意識改革や行動変容を促すとともに、施設・設備を整え、学園全体の環境負荷低減を目指しています。

このページでは、SDGs17の目標のうち、6「安全な水とトイレを世界中に」、7「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」、12「つくる責任、つかう責任」に注目し、学校法人根津育英会武蔵学園江古田キャンパス(武蔵大学及び武蔵高等学校中学校)における、エネルギー等使用量を報告いたします。

武蔵学園エネルギー利用量

本学園(江古田キャンパス)の年度別・種別エネルギー使用量及び二酸化炭素排出量です。グラフから、2020年度コロナ禍で減少した人流が戻りつつあることがわかります。2022年度には新たに大学11号館の建設が完了し、使用を開始していますが、各エネルギーの使用量はコロナ禍前の2019年度を下回る結果となりました。

月別のエネルギー使用量を4年分確認してみると、冷暖房を利用する夏季及び冬季は電気 の使用量が大きくなります。ただし、8月や2月は授業が休みになるため、ある程度使用量を抑えることができています。水道利用量も同様に長期休み期間は減少しています。

本学園では、照明のLED化や人感センサーの取付けなどの設備改善に加え、冷暖房の設定温度見直しなど、構成員に協力を呼びかけています。また、大学1号館及び8号館では、雨水をためて上水と下水の間の「中水」を作り、トイレの洗浄水及び散水栓に利用する取り組みを行っています。今後も、設備改修と運用改善の両面から、エネルギー使用量の削減を目指して参ります。

太陽光発電システムの利用

本学園では、大学1号館、5号館、10号館及び11号館の屋上に太陽光発電システムを設置し、各建物で使用する電力の一部を供給しています。2022年度に11号館が完成したことにより、発電量はそれまでの2倍近くになりました。

1号館1階電子パネル
学園内の太陽光発電量は、各館1階の電光パネルでリアルタイムに確認することができます。

リサイクルの推進

本学園の過去3年間の事業系廃棄物処理実績です。廃棄物発生の総量はコロナ禍に一時的に減少し、平常時の状態に戻りつつあります。ただし、いずれの年度も再利用率は90%以上を保っており、内訳を確認しても不燃物・可燃物ともに9割以上の廃棄物を再利用に回すことができています。学園における分別・回収のシステムがよく機能した結果と言えるでしょう。今後もいっそう構成員に分別の知識を浸透させるとともに、総発生量を抑える取組みを考えていきたいと思います。

わたしたちが日々生み出している廃棄物は見方を変えれば資源の宝庫です。リサイクルを進めて資源の消費を抑え、環境を維持しつつ発展させる”Sustainable Development”につなげたいものです。