写真館 今月の特集
今月の特集 季節のごあいさつ 晩秋の武蔵学園
Season's Greetings "After Thanksgiving, Before Christmas"
武蔵学園江古田校地内の豊かな自然を構成するのは、アイコンともいうべき濯川(すすぎがわ)と180種におよぶ多様な樹木です。中学、大学の受験生の多くが、武蔵の恵まれた自然環境を志望動機のひとつにあげており、春の桜、初夏の葉モミジ、秋のイチョウ、イロハモミジと四季の移ろいを日々体感できることは、アカデミックエリアとしてきわめてたいせつな条件といえます。1922年の創立当時から、周囲には道路や建物が密集し、校内施設も増加しましたが、水と樹木のある風景を可能なかぎり維持してきたのは武蔵のほこりといえるでしょう。当写真館では今後、Season's Greetingsとして四季折々の武蔵の自然を「今月の特集」にインサートして紹介していきます。
今回は晩秋から冬へむかう学園の紅葉を中心におとどけいたします。なお、旧制時代の理科スライド教材の写真は紅葉写真に続いて掲載されています。あわせてごらんください。

撮影は12月8日。風弱く天気は晴れ。気温は摂氏13度。

濯川「一の橋」より上流(西)をのぞむ。川面にわずかに紅色が映える。

濯川の喜寿島から中ノ島へ。左手奥に「ねりまの名木」イロハモミジ。木漏れ日がやさしい。

「ねりまの名木」イロハモミジ。これからしばらみごとな紅葉をどうぞ。

イロハモミジはムクロジ科—カエデ属の1種。かつてはカエデ科とされた。

通常4月に開花。もっとも一般的なカエデで園芸品種も多数。

イロハモミジは濯川両岸、3号館中庭など学園内各所にある。捜し歩くのも一興。

イロハモミジ中景。ねりまの名木の表示板がやや右を向いているが、鎖に囲まれているのが名木。

この木の下に立つと、身体も心ももみじしてくる。

中ノ島中央。木漏れ日が小さなピンスポットをつくる。だれもいない午前。

中ノ島から濯川下流をのぞむ。張り出した紅葉が川面にゆれる。

中ノ島を出で土手沿いに。

ときおり学生や生徒とすれちがう。たいていはひとり。孤独もまた心の必須栄養。

濯川「欅橋」から上流を。

大学図書館裏で濯川を見守る不動明王。憤怒の形相の野仏は、学園創立前からここに祀られていた。それ以外の来歴はわからない。

欅橋から上流を。

はなみずき広場のハナミズキ。アメリカヤマボウシともいう。花は4月から5月。

ソメイヨシノ落葉。春には桜特集の予定。